店頭公開と苅谷会長の褒章
1994(平成6)年11月2日、念願の株式の店頭登録を果たした。資本金8億8,569万円、総資産額118億7,516万円、従業員数144名の建物外装防水工事業マサルが、株式市場のスポットライトを浴びた記念すべき日である。
――上場企業としての船出
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登録銘柄新規登録証を受ける操上社長(左)
代表取締役社長の操上弘昌は、当日の全国版の新聞紙上に下記のようなあいさつの言葉を発表した。
1957(昭和32)年の設立以来、当社は高層ビルをはじめとした建物のシーリング防水工事(外壁防水工事)を専門分野として事業を展開してまいりました。その施工実績は、1968(昭和43)年の三井霞が関ビルを皮切りとして、池袋サンシャイン、横浜ランドマークタワー、東京新都庁、新宿パークタワーなど幾多を数えています。1979(昭和54)年からは、建築物の劣化・老朽化に着目し、改修工事を中心としたリニューアル工事を開始し、また1990(平成2)年からは、情報化社会のニーズに応え、OA機器の配線に備える二重床工事などを手掛けてまいりました。
さらに今後は、ライフサイクルを考慮したリニューアル時代の到来を想定した受注拡大を目指し営業展開をしていきます。 このように当社は、都市生活における住環境の変化をいち早く把握し、積極的な営業活動に努め、一層の業容改革を図り、さらに企業体質の強化と運営を力強く積極的に推進させ、邁進してまいります。
新株の発行株式数は、額面普通株式(額面50円)で68万株。公募価格は2,290円であった。
1993(平成5)年5月、マサルの創始者であり当時会長の苅谷勝が、建築工業化構法における接合部防水技術の確立に果たした功績が評価され、「日本建築学会文化賞」を受賞した。この賞は、建築に関する学術・技術・芸術の発展に著しく貢献した人に贈られる、たいへんに権威あるもので、このような受賞は防水工事業界では初の快挙であった。
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受賞する苅谷会長(右から2人目)

日本建築学会文化賞
また同年7月には、苅谷は建設事業の振興、公共福祉の増進に貢献したことにより、建設大臣より表彰された。

建設大臣賞