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多角化への道 C 5-11

株式公開に向けて①

昭和60年代~平成初期⑪

1986(昭和61)年2月、(株)マサルソービをマサル本社ビル内に設立した。設立資金500万円、代表取締役社長は操上弘昌。
グループ内の資材の一括管理を目的とし、工事量の増大に伴う材料のデリバリー、残材の整理などを行った。経営は順調に進展したが、1991(平成3)年9月、株式公開に向けての公開審査上の理由から清算・解散した。

――グループの再編と経営の推移

1991(平成3)年4月1日、(株)マサルと(株)マサルエンジニアリングが対等合併した。(株)マサルを存続会社とし(株)マサルエンジニアリングは解散という形で“新生”(株)マサルが誕生したのである。

合併により(株)マサルの資本金は8,995万円となり、その発行済株式総数は17万9,912株となった。

合併の目的のひとつは、グループ会社の1本化によって力を結集し組織力の強化を図ろうとするもので、(株)マサルエンジニアリングのリニューアル事業は、(株)マサルのリニューアル事業本部として組織に組み入れられた。

もうひとつの合併の目的は、株式公開へ向けての公開審査上の準備という意味もあった。

創業以来、主要事業であったシーリング事業に加え、1992(平成4)年度からスタートしたリニューアル事業、1993(平成5)年度からの床工事事業は、時代のニーズに応えて着実に業績を伸長させ、3事業部体制は好調な滑り出しをみせていた。

1992(平成4)年9月19日、株式公開に向けてのステップとして、金融機関等の第三者割当により、創立以来初めての外部資金が資本金に組み入れられた。この時点で資本金総額は3億1,449万円となった。

シーリング工事業界において、マサルは常に技術面、品質面でリーダー的な責任を果たしながら、成長を続けてきた。1994(平成6)年度における業界内の位置づけは、円グラフで示すように37%を占め、業界第1位である。

1991(平成3)年、本社新館が落成した。

企業の成長に伴う本社機能の拡大により、面積的拡張が急務とされていたが、隣接地に新館を建設でき非常に便利になった。

また、翌々年の1993(平成5)年には本館の大々的な外装改修工事が完了した。1972(昭和47)年に建設された本社本館は20年を経過しリニューアルの時期に至っており、改修のタイミングと考えられた。改修工事は外壁正面と内装全般にわたって行われた。キラキラ輝くセラホームの外壁に、くっきりとオレンジとグリーンのコーポレートシンボルが印象的な建物に生まれ変わった。

改装された本社

面積的拡大については、更に1994(平成6)年、同町のビルを借り受け、本社分室を開設した。管理本部(総務部、経理部)が移転し業務を行うことになった。その後1996(平成8)年1月、ビルの2フロアを借り受け、経理部・リニューアル事業本部が移転し、業務の効率化を図ることになった。なお総務部は本社に移転した。

経理部・リニューアル事業本部

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